それぞれの視点


「お母さんがぶつくさ言うから今日はCD買ってきたよ」
唐突にそういう息子の話に???な顔をしていたら
早速その買ってきたCDを差し出した
おっ、これワーグナーじゃん〜♪
wagnercd.jpg

そういえば少し前に息子にクラッシックのCDを借りようと思い
「何かこうドラマチックでテンションのあがるヤツない?」と聞いたら
今までわたしの聴いたことがないブルックナーを出してきたのだ
息子のお勧めの曲をとりあえず聴いてみたが
「一部盛り上がるけど、間がだらだらと長くてつまんない」と
可愛げもない返事をしたのを根に持って、いや、気にかけていたのだろう^^
ワーグナーは学生時代にかなりハマっていたが
彼のスポンサーであったバイエルン王ルートヴィッヒ2世との関わりを本で読み
壮大で美しい音楽とは裏腹な狂いっぷりが印象的だった

わたし「やっぱりワーグナーは肌にあうわ〜」
息子 「まあ最初からいきなりドラマチックだからね、ゲーム音楽みたいだ」

ワーグナーがゲーム音楽??!!
ああそういう視点なのか、、、
でもって、あのブルックナーについての息子の主張はこうだ

「古典みたいにどこを聴いても盛り上がってるわけじゃないけど和音がきれい」

そうか・・息子はピアノを弾くんだった
そういえば息子はロックを聴く時にもベースやドラムといったリズム隊を重視している
これはプロのキーボードプレーヤーの視点と同じだ

一方、娘は歌詞をとても重視する
これは歌う者の視点だ
娘はわたしの影響でロックも色々聴くけれど
先日、イーグルスの「ホテルカリフォルニア」の歌詞が素晴らしいと話すので
ああいうのが好きならニール・ヤングあたりもいいよと勧めておいた
早速聴いた「ハーベスト」はかなり気に入ったらしく
学校でいつもロック談義をしている先生とクィーンとかの話をしながら
先日「最近はニール・ヤングを聴いてます」というと
先生びっくりして、「お前いくつだ?@@」と聞かれたらしい
で、すかさず「42歳です」と答える娘(をいをい)
「そうだろうそうだろう、それにあれは男が聴くもんだぞ」

・・・え、ニール・ヤングって男が聴くもんだったんですか、先生^^;?!
わたしが花の女子高生だった頃にはそういう感じじゃなかったけどなあ
まあ何にしても
今時の高校生にとってはニール・ヤングもまるで化石のような存在なのかと思うと
なんだかちょっと寂しいかも・・

自称『42歳のおっさん』な娘も
今日、17歳の誕生日を迎え
適度に変人テイストもちらつかせながら高校生活を満喫している
まさに青春真っ盛り♪

今朝は
「誕生日にはおばあちゃんの作ったイチゴがのったケーキをお願い」
との娘のリクエストに答えるため
気合いを入れてスポンジケーキを焼いた
デコレーションはごくシンプルに
ひとつだけ残っていたイチゴの花も摘んで飾る
今年はイチゴの出来があまりよくなかったのだが
こうして何とか飾れるだけ採れてよかった^^v

cake2008515eee.jpg



(2008.5.15.記)


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