コンプレックスと向き合う 3

<作戦会議その2>


ストレートヘアアイロンの効果が期待通りとまではいかなかったことで
天然パーマ克服作戦は別の方法を模索せざるを得なくなった
ただし、このアイロンそのものはかなり優れものだと思う
というのも、娘の頑固なクセ毛をとりあえずはさらさらストレートにしてくれるし
雨や汗などで湿気を帯びなければその効果は一日持続する
つまりは、梅雨や夏以外ならコレさえあればおおむねOKというわけだ
となると、次の作戦は梅雨と夏限定と考えればいい

そこでまたまた縮毛矯正という選択肢が浮上した
だが、それはプロに頼むのではなく自分でやるというもの
つまりは縮毛矯正の薬剤を購入してやってみようというわけだ
そして今回もオークションに出品されているものを調べていると
うちからそう遠くない場所にある美容室の方がプロ用の薬剤を出品していて
それだと使い方もあまり難しくなさそうだし
一回分のお値段も600円程度だし(前髪だけならもっと少なくてすむはず)
ちゃんとそこの美容室でも使っているものらしいし
というわけで、一応それに決めた

それにしても、「縮毛矯正 自宅」で検索していると
やはり自分でやるのは無謀かもしれないと思わせる注意書きがたくさん出る一方で
それは自分でやる人が増えたら困るからそう書いてあるだけだという人もあり
本当のところは一体どんなものなのか考え込んでしまったが
わたしもストレートパーマ液なら何度か自分で扱った経験があるので
ある程度やってやれないことはないような気がする
それにこれが今のところ考えられる最終手段なのだ
もうやるしかないでしょう〜(やる気満々)

かくして作戦会議は終了し、次は実践に入るわけだが
今回、娘と色々話し合ってみて
彼女が自分の髪を本当は嫌いなわけではないことや
一番の願いは朝のヘアスタイリング時間を短縮したいこと
また、前髪だけでもさらさら感を得てみたいということなど
正直な本音がわかってよかった
親子といえども、その感性は決して同じではなく
本人にも一体自分が何を望んでいるのか自分の中で整理できていない部分もあるため
自分ひとりで悶々と悩んでいたのではらちがあかない

特に、娘のような小心者タイプは
お金のかかること=親を困らせること=あきらめる、という図式が習慣化される傾向にある
しかし、すべてのこと最初からそれでは味気ない
もちろん、コンプレックスの種類によってはどうしようもないものもあるが
何らかの方法があるにもかかわらず
最初からすべてダメと決めてしまうことは
これから先の長い人生においても、困難に直面した時
一方向からしか物事を見ることが出来なくなってしまう可能性がある

”今、自分に与えられた環境の中で何が出来るのだろうか?”

それは、生きる上で一生ついてくる課題だと思う
コンプレックスとの戦いは言わばその試験のようなもの
まずは自分の心と正直に向き合ったら
いよいよ次のステップにチャレンジだ



(2008.7.23.記)


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