クサギ染め


2007年の秋
YOKOさんからクサギの実を送っていただいたバラ仲間のみなさんは
次々と素敵な作品を作って、うちの掲示板でも紹介してくださった
で、わたしも年が明けたらやるわよっ!と意気込んでいたのに
「何を作ろうか??」と迷っているうちに月日は経ち
気がつけばもう2年越し・・・一番遅くなってしまった、、、
何かもう宿題を残したままの子どもの心境だが^^;
このたびやっと作るものが決まったので今日からスタートです〜

作るのは、娘のためのレッスンバッグで
生成りの帆布、取っ手用ひも、木綿のレース、そして裏地用に音符柄の木綿布を用意

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冷凍庫でねむっていたクサギの実を解凍する

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水に入れて煮出すこと20分
これをこすと、きれいな濃いブルーの染色液ができた

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染色液に布を浸すと、見る見るうちに染まっていく
このまま30分煮て

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色が出なくなるまで水で洗い流す(3回もすすげばもう色は出なかった)
元々、黄色味の強かった裏地布は、緑っぽい色に仕上がった

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一方、帆布とレースはきれいなブルーに染まったが
取っ手用のひもはほとんど染まらなかった
え〜、なぜなんだろう??

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翌日、染めた布を使って、バッグを作成した
(右端に写っているのは、ついでに染めたレースのハンカチ)

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生成りのひもは染まらなかったため、結局こげ茶色の方を使った
自然の木の実で染めた雰囲気を出そうと
庭の中に持っていって記念撮影〜

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裏地用布を一部アクセントとして表に使用

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かくして初めてのクサギ染めは無事成功♪
昔から、朝顔の汁でハンカチを染めたり
染料を買ってきてブラウスを染めたこともあったが
今回のクサギのように鮮やかに染まる様子を見るのは初めてのことだった
濃いブルーの染料液は
布が染まっていくとだんだん色が茶色っぽくなっていって
ブルーの色素だけがしっかりと布に移っていくのが面白い

こういうことは一度やるとやみつきになりそうで
今度は別の材料を使って別の色に染めてみたくなる
自然の中には面白いものがありすぎてきりがない^^


(2009.1.26.記)


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