青春讃歌 12〜童心


夏休み終了後、普段の高校生活に戻ってから2週間あまり
その間、娘は何事もなく・・・というわけにはいかず
耳菅閉塞症と突発性難聴の悪化に悩まされていた
聴力の低下に加えて、頭に血が上るような不快感
今までとはちょっと違った症状に戸惑いながら耳鼻科にいくと
メニエール病の初期症状に似ているとの事で
脳圧を下げる薬が処方された

この薬は一口ゼリーの倍くらいの大きさで
過去には水薬だったものが
あまりにもまずくて飲みにくいことからゼリー状になったというシロモノ
ゼリーになっても味は同じだから、その味をごまかすために
ご丁寧に3種類のフレーバーが用意されている
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見かけはまるでカブトムシのエサ?!    ミルク味のフレーバーをかけてもマズイっ!
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どうすればこのマズさを克服できるだろうかと
一日3回この薬と格闘しながら
自分なりに対処法を工夫していた娘だが
幸い(?)この薬が体に合わず
副作用の頭痛が出てきたことから途中で服用中止令がでた
また、副作用は頭痛だけではなく
利尿作用が激しくて授業中もトイレに通うハメになり
先生に事情を説明しなくてはならないこともあって
服用が中止になったのは実にありがたいことだった
で、次に処方された薬は今度は激しい眠気におそわれるもので
やはり学校生活に支障をきたしているものの
多分こういう類の薬は数日で慣れてくると思われる
それと、何より飲みやすいのでマシ

こうして、耳の状態は相変わらず一進一退といったところだが
不思議なことには
「聴音」のような聞き取りの勉強には特に支障はなく
音楽をやっていく上で、今のところ多少不自由はあっても
決して致命的になるようなことはない
さらに、一番心配されている「めまい」もないし
あとはいかに病気とうまく付き合い
病気を気にせず進んで行けるかが課題となるだろう

そのためにまず大切なのは、心穏やかに過ごすこと
突発性難聴の原因はいまだ解明されておらず
ストレスが大きな要因とされている
病気とうまく付き合うとは、すなわち、避けがたいストレスとうまく折り合いをつけることでもある
折りしも、娘が2ヶ月前から楽しみにしていたゲームソフトが今日発売された
さあ、とりあえずこの休みはゲーム三昧だ〜♪
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ポケットモンスター(ポケモン)は
”1996年2月27日にゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が発売され
この作品が小学生を中心に口コミから火が点き大ヒットとなった”(Wikipediaより)
1998年にはじめてゲーム機を買ってもらったうちの子どもたちは
ふたりともポケモンゲームに夢中になった
TVアニメ化やゲームカードでいよいよ人気が拡大したポケモンは
その後、世界に進出し
今や子どもから大人まで根強い人気を博している

ただ、ポケモン=子ども向けというイメージもあることから
娘によると、一般的に中学生にもなるとポケモンファンとは公言しにくいのだそうだが
娘はずっとポケモン好き!を堂々とアピールし続け
今も高校で地味にポケモン布教活動をやっている
変に大人ぶるつもりは毛頭ない
ガキで結構〜〜!とばかりに
童心を持ち続けながら青春を謳歌中だ
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お気に入りのカイオーガ(ポケモンの一種)のぬいぐるみの傍で
ゲームに没頭するのは至福の時
これを買うために
夏休みはアルバイトを連日入れて頑張った

今回のゲームソフトは
息子のアルバイト先のコンビニで受け取るように予約していたので
ちょうど夜勤だった息子が娘の代わりに今朝7時過ぎ持ち帰った
息子によれば、夜中の1時ごろには
息子と同年代くらいの人が「まだ入荷しませんか?」とたずねてきたり
朝4時ごろに荷物が届いたので、シールを貼る作業をしていると
予約していなかった小学生が「売ってもらえませんか」とやってきて
無理だとわかるとさびしそうに帰っていったとの事
みんな大好きなポケモンのためなら夜中だろうが早朝だろうがおかまいなしだ
これを大人はすぐに「これだけの労力を勉強に費やせば・・・」と考えがちだが
単純に好きなものに心を注ぐのが青春と言うもの
子どもじみていようが、ばかばかしく思われようがノープロブレム〜^^v

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コムラサキの実が色づいてきた

今年は梅雨が長引いて
虫取り作業がおろそかになり
葉っぱも一部ボロボロになっているものの
例年通りたくさんの実が生り
きれいな紫に変化しつつある

さまざまな環境(境遇)により
順調とはいえない時もあるけれど
どういう実がなるかで
その根が、その木が
健全に育っているかどうかがわかる


(2009.9.12.記)



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