青春賛歌第二幕 9〜自己管理


『大卒内定率、最低の57.6%=「就職氷河期」下回る―10月1日時点』
こんなニュース記事を読むと
もし息子が進学予定でなかったら今頃どうなっていただろうと考えさせられる
昨年の時点ではまだこれほど深刻な事態になるとは思わなかったので
進学を決めた理由は単純に、より専門的な勉強をすることにあったが
それは同時に即戦力としての採用の可能性を広げるものでもあり
息子としても散々考えた上での選択だった
ただ、この不況下で、基本給の高い大学院卒の採用枠はどこまで確保されるかわからないし
当然のことながら進学すればそれだけ借金(奨学金)は増えるが
まあここまで借金してきたらもう「ついで」だという気分でもある^^;

今は、卒論研究を年内に仕上げることを目標に
地道な実験を繰り返しているところで
帰宅時間は遅く、疲れから居眠り運転しそうになるため
今月から再び電車通学に切り替えた
週末のミーティングでは経過報告で毎回厳しい指導を受け
相当疲れた様子で帰ってくる
普段から、先輩の院生や指導教官の専門的な話についていけないこともしばしばあるし
ついていくためには勉強も経験も必要なことを実感するにつれ
いよいよ進学の必要性を感じているところだ
そして、土日はバイトで、一週間のうちに丸一日休みの日というのはない
それは忙しく、かつ充実した日々ではあるけれど
色んな意味で気持ちの切り替えは常に必要になる

息子と同様に、学生生活を楽しみつつも課題に追われ忙しく過ごしている娘は
小さい頃からの肩こりがいよいよひどくなり
今や親よりもガチガチの肩をしている
息子はそれを「肩肘張ってるから肩がこるんだろう〜」と茶化して言うが
”肩肘張る=気負う”という意味では
確かに娘はあれこれ気負いが多く、時々上手く切り替えができていない
だが
何がしか充実感を得ようとすれば、そこには努力(頑張り)が必要で
どこまでが必要な頑張りでどこからが不必要な気負いになるのかは
自分で模索しながら線を引いていくしかない
その線引きが速い人ほどストレスも少ないだろうし
反対にぎりぎりまで引っ張るとダメージが大きそうだ

特に娘の場合は耳にやや深刻な問題を抱えていて
その原因の一部は生まれつきの耳の構造にもあるが
ストレスや、肩こり、血行不良が及ぼす影響も大きい
生まれつきの部分はどうすることもできないにしても
その他は改善の余地がある
ならば色んな方面で気持ちを切り替え
それに伴い生活面も少しずつ変えていこう、というわけで
とりあえずこの冬からはコタツ生活をやめることにした

娘は腰の骨が生まれつきかなりそっていて
そのためバランスを取るように自然に首とあごが前へ出るため
本来まっすぐであるべき背骨も前かがみになっており
このゆがんだ姿勢が肩こりの大きな原因らしい
現在はそれを矯正すべくリハビリも行っているが
コタツ生活をしていると腰に負担がかかり、ますます姿勢も悪くなる
そこで、冬も椅子にすわり、寒い時には電気毛布をひざ掛けにして過ごすことになった
(実は電気毛布って電気代が1時間1円程度なのをこのたび初めて知った)
そして
冷たいフローリングから足を守るべく
ふかふかの室内履きを購入
roomshoes.jpg

更に、以前からずっと欲しいと思っていたアロマディフューザーも購入した
これでノドや鼻にいいラベンダーなど精油をミストにして発散させ
他にベルガモットなどお気に入りの香りでリラックスもできる
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そして、もうひとつ、一目ぼれの猫柄ワンピースも^^
catcloth1.jpg catcloth2.jpg

「いい買い物」ができると気分も良い
小心者の娘は、買い物するにも貯金が減ることを気にして躊躇しがちだが
自分のためになるいい買い物をするのも大切なこと
節約の「努力」は必要だが、何が何でも節約との「気負い」には見えないマイナス部分があり
こういうところを上手く線引きすることも自己管理につながる

息子が卒論の仕上げに追われているであろう一ヵ月後には
娘は市が主催する野外クリスマスコンサートへの出演をひかえている
これから練習も忙しくなるが、一方で心身の管理も重要だ

入学当時大嫌いだったピアノの練習も
先生が怖くて(?)必死でやっているうちに
最近はなんと2時間も続けられるようになり(これホント驚異的進歩^^;)
だんだんピアノも楽しいかも?と思えてきた
最近では、以前ピアノ専攻の子達が
「練習してると楽しくなるよ」と言っていたのがうそではないと実感しているらしい

するべき努力を怠る怠惰な自分と
いらない気負いを引きずる頑固な自分と
色んな自分に向き合いながら
少しずつ自己管理方法も見えてくる



(2010.11.20.記)



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