青春讃歌 20〜美への憧れその1


『青春賛歌17』で
肌がとても弱い娘のために化粧品を探していると書いたが
その後、ファンデーションについては
オイルフリーの水おしろいや粉おしろいなら大丈夫であることが判明し
チークやアイカラーなどについても
通販で刺激のない安価なものを見つけた
これで一応ちゃんとメイクできるようになった娘は
嬉しそうに時々お絵かき感覚でお化粧を楽しんでいるようだ

とまあ、外側を塗る課題はとりあえずクリアしたものの
心配なのは肌そのもののケアの問題
乾燥肌で敏感肌の娘にとってこの季節の寒風は厳しく
乾燥が進むほどに肌が痛い
ここまで基礎化粧品は一切使ってこなかったけれど
何か保湿するものを塗らなくては辛い状況になってきた

最近の女の子たちは(男の子も?!)若いうちから化粧をする
特に基礎化粧品は小学生から使い始めるようだが
わたしが娘にそういうものは使わせないようにしてきたのは
10数年前に日本消費者連盟の『あぶない化粧品シリーズ』を読んだからだ
わたし自身あの時からしばらくは純石けんで洗顔するのみで
肌には何もつけなくなり
実際にそれで肌の状態はかなり改善されていったので
それまで色々ぬっていたのがバカみたいだとつくづく思ったものだ

その後、冬場には手作り化粧水を使ってみたりしつつも
近年は自家製石けんで洗顔するのみになっていたが
さすがにこの冬は乾燥がひどいなあと感じていたので
娘のためにもわたしのためにもまた何か作ろうかという気になった

そこで読んだのが
以前から参考にしている手作り石けん本の著者前田京子さんの『シンプルスキンケア』
そこに載っているのは
100ccの精製水と小さじ4分の1のグリセリンと1滴の精油で作る
シンプルな化粧水をたっぷり使い
10ccのオイルに1滴の精油を混ぜた美容オイルを
1〜2滴ぬって乾燥を防ぐというもの

オイル類に弱い娘は化粧水だけ使い
わたしは化粧水と美容オイル
更に母には化粧水と美容クリームを作って渡したが
それぞれ使い始めてから2ヶ月近くなり
お肌の調子は良好、その使い心地の良さがとても気に入った
手作りの化粧品は安価なので、顔以外にもハンドクリーム代わりにしたり
ひじやかかとに使ったりと、遠慮なく使えるのがいい

こうして何か作りはじめると更にこりたくなるのが性分のわたしは
保湿力アップのために、ハーブチンキと卵の薄皮化粧水をつくり始めた

ハーブチンキとは
乾燥ハーブを30度以上のアルコールに漬けて成分を抽出したもの
あ、でも今回の材料はハーブではなく、柚子の種とローズヒップなので
生薬チンキになるのかな?
habechinki2010125.jpg

柚子はクリスマスの頃いただいて、それからホワイトリカーに漬けたものが
ちょうど一ヶ月経過して使えるようになっている
これを先の化粧水に加えてみよう
一方、ローズヒップの方は本日仕込んだ
こういうとき無農薬栽培のローズヒップがあるのはとてもありがたい

また、生卵の殻の薄皮にはヒアルロン酸が含まれているとの事で
それを抽出すべく、仕込を行う

hyaluronsan2010125-2.jpg
<材料>
生卵の殻 10個
昆布   3グラム
ホワイトリカー 150cc

<作り方>
生卵の殻をしばらく水に漬けて薄皮をはがし
乾かしてから、切った昆布と共に
ホワイトリカーで漬け込む
冷蔵庫保存一週間で原液の出来上がり
この原液50ccに
精製水40ccグリセリン10cc
クエン酸つまようじの先1、2ミリ程度を加える

実際の使用感については後日また感想を書く予定だが
こうして面白がっていろいろ使っていると
スキンケアどころかスキンダメージになるかもしれないので
使用量についても、種類についても
必要最小限度を探っていきたいと思う

わたしの若い頃を振り返ってみると
美しさに憧れて
美容に関する関心はわりと高かったけれど
その知識程度は低く、情報に振り回されては
随分間違ったことをしてきたものだ
だからこそ
娘には同じ轍は踏ませたくない

自然の老化を止めることはできないし
無理なことをする必要もないが
せっかくの若さを自分の手で失うことがないように
青春の日々を大切に過ごしてもらいたいと願っている



(2010.1.25.記)



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