青春讃歌第二幕 1〜新生活の始まり


娘が音大に入学してから一週間が経過し
入学前から始まったガイダンスやオリエンテーションキャンプも入れると
すでに大学生活は3週間目に 突入している

新生活第一の関門である「友達つくり」は
こういう音楽好きが集まる環境ではさほど難しいことではなく
とりあ えず音楽の話が相互理解のきっかけとなり
次々友達の輪は広がっていく
特に声楽専攻は人数が少ないので
男女ともみんなすぐ仲良く なったし
続いて、個人レッスンのピアノ伴奏を務めてくれるピアノ専攻の友達もできた
更に授業が始まれば
英語の時間の自己紹介にお いて
「好きな音楽はロックのスピードメタル系で
好きなバンドはソナタ・アークティカ等です」とスピーチすると
ギター専攻の男子が 「オレもソレ大好き!」とすぐに友達になった

オリエンテーションキャンプの際にも
各専攻に分かれて自己紹介の時間がもたれ
「出 身高校」「師事する先生」「趣味」の3項目についてそれぞれ語ったが
その時、娘は
「趣味はロボットの絵を描くことです」と言ったものだか ら
ソレハナンダ??とばかり周りの目が点になったらしい、、^^;
(ロボ画については2008年8月19日の日記を参照)

この2週間
毎 朝せっせとメイクし、フリフリの服も着て
ちゃんと普通の女の子っぽくやっているけれど
中味は相変わらずのままで
すでに何かちょっ と変わった子と思われていそうだ
いや、娘としてもそういうポジションで居たほうが気楽なので
こうして徐々に本領発揮して
自分のス タイルをここでも確立していくのだろう

というわけで
大学生活そのものはとりあえず順調にスタートしたが
問題は勉強の方だ
周 りを見ると、今まで音大の先生に師事してきた学生も多く
その先生を頼ってここに来ている人々は
レッスンのスタイルが変わることなくどんど ん先へ進んでいく
また、ずっとピアノを習い続けている人々は
ソルフェージュ(聴音や新曲視唱)のレベルが高い
娘自身、高校の先生 から音楽理論の方はかなり厳しく教え込まれたので
この手の授業にはついていけそうだし
音楽史も興味があるので結構楽しんで勉強しているが
ソ ルフェージュは高校時代から苦手で
今回のクラスわけテストの際も、ピアノの単音を聞き分けるならまだしも
異なる楽器の音を3音同時に聞き 分けなくてはならず
あ〜ダメダメ〜〜と、すっかり落ち込んでしまった

そして更に難関はピアノだ
出された課題の練習が途中 でストップしているその訳は
ずばり指使いがめちゃくちゃなこと〜(大汗
楽譜に書かれた指番号どおり弾くのが実に苦痛で
その上、大 の練習嫌いとあっては困ったものだが
さすがに本科の声楽はちゃんと練習するようになっているので
副科のピアノもこの流れで何とかがんばり たいところ

「とにかくピアノとソルフェージュを克服しないとここでは生きていけないわぁ」
と自覚しつつ
明日の初レッスン を前に
「先生!ピアノの練習をするとウツになりそうですぅぅ〜〜!!」と
実際にはいえないセリフをつぶやきながら
ただ今、仕方な くピアノに向かっているところだ。。

*****



早咲きのバラは
そろそろ咲きそうな気配だが
遅咲き種は
まだつぼみも見えていない

こ れからどうなるんだろう?と
その生長を見守りながら
ふとつぼみを見つける瞬間が
毎年とても楽しい





(2010.4.12.記)



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