青春賛歌第二幕 22〜奇跡の12月


今年のクリスマスは、子ども達が忙しく
例年のように手伝いができそうにないので
わたしなりに無理のないよう計画を立てて
ぼつぼつ準備を進めていた
それでも、子ども達はそれぞれ
忙しいなりに何かできるだろうと意欲を示していたが
就活という人生の大事な節目を迎える息子と
目の前にたくさんの舞台を抱える娘には
今はそれぞれの課題に集中して欲しいと
親としては思うもの
かくして試練の12月はスタートし
とにかく心配なのはそれぞれの健康だった

特に娘の場合、体調不良は声の不調につながる
今日も声は大丈夫?
まずはその一声を聞いて安心するところから一日が始まり
それはクリスマスの朝まで続いた

11月27日には発表会で3曲歌い
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12月2日には、はじめてお店で歌う機会を得た
これが好評だったらしく、すでに次の依頼もきているらしい

10日は植物園の野外コンサート
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昨年はじめてここで演奏した時には緊張しまくりだったのが
さすがこの一年で舞台経験を積んだ分
だいぶ慣れた感じになっていた

12日と18日には音楽紙芝居の会で公共の施設へ行く・・・と
ここまで終ったところで、今回の忙しさの終わりも見えてきた
あとは23日に学内のクリスマスミュージカルに出て
24日には夕方まではうちのクリスマス準備のお手伝いもできるからと
そんな話をしている頃
息子の方もはじめての会社説明会を無事に終え
一方で論文中間発表会の目途もたってきたところで
教会のクリスマスも前日の準備から例年通りやれるよとのこと
ああこれで今年も無事にクリスマスを迎えることができそうだ
と安堵したのもつかの間
このタイミングで夫がまさかのインフルエンザにかかってしまった!(滝汗)
予防注射を受けてからまだ一週間しかたっていないので
どうやら間に合わなかったらしい、、、

水曜日には高熱を出し、木曜日には正式にインフルエンザと診断
5日間は人前に出ること厳禁、クリスマスで人前に立つ?ダメダメ絶対ダメと釘を刺された
更には、金曜日に学校から息子が早めに帰ってきたと思ったらこちらもインフルエンザ!
えぇぇぇ〜〜〜これでわたしがうつったらオシマイだよね??!!
と、あわててマスクをするも時すでに遅くその夜から発熱・・・
もう万事休す!どうなるうちのクリスマス??
中止?延期?
いえいえ、まだもうひとり元気なのがいる
ここは前進あるのみでしょう〜!!

というわけで、山陽教会はじまって以来はじめて牧師不在となったクリスマスは
20歳の娘が取り仕切る形でなんとか終了
娘としても、舞台続きの12月ではあったが
最後にこんな大舞台が用意されていようとは想像だにしなかっただろう

クリスマスが終り、放心状態になっていた娘だが
その後もインフルエンザに感染する様子はなく
一日の休みもないまま、
アルバイトにレッスンに美容院にクラス会にと毎日忙しく過ごしつつ
今日は高校時代の芸術系の友人たちとの集まりに出かけていった

娘と同様、わたしの母もこれまで無事に過ごしており
わたしのできなかった仕事を随分補ってくれた
今回インフルエンザにかかった者、無事だった者
そのタイミングも、事の顛末も
今に至るまですべての事は奇跡と思われる

 「順境の日には楽しめ。逆境の日には考えよ。
  神は人に将来どういう事があるかを知らせないために
  彼とこれとを等しく造られたのである」(伝道の書7章14節)

このたびのクリスマス礼拝で読んだこのみことばは
人生には色んなことがあるけれど
何が起こるかわからないから不安なのではなく
まだ見ぬ未来に向けた希望へと導いてくれるものだ
子ども達は、この希望の意味を知っている分
不安要素ばかりがささやかれる世の中にあっても
それぞれの人生を楽しんで生きている

*****

年末に咲いたジュリア
しっかりとした美しい花を見ていると
来春の花への希望がわいてくる




(2011.12.31.記)



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