青春賛歌第二幕 28〜クリスマスシーズンへ


クリスマスまであと一ヶ月をきり
先週は例年通り、内外の飾り付けを行ったが
その中で、教会堂のツリー作りは今年から若者たちにバトンタッチした
というのも、わたしにとって長年楽しんできたこの作業が
近年は発想の行き詰まりや体力的な問題から負担感が増してきたからだ
そして、実際にできたツリーを見て
そのシンプルな仕上がりに
わたしが毎年飾りを増やしすぎていたことを実感する
たくさんつけてもつけてもまだ足らないような気がしていて
もう「これでもか?!」というほどつけてたなあ・・と(苦笑)
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また、ボールにリボンを巻いたり
リボンを重ねて雰囲気を変えるといった工夫を見て
来年から彼らがどんな新しいアイデアを出してくれるのかも楽しみになった
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そして、次は外の飾りもぜひ任せたいと思う
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昨年9月20日の日記に記したように
わたしはあれから、自ら勝手に抱える重圧から解放される道を本気で模索しはじめた
何でも無理だと思えばいつでも辞めたらいいと考えるのは簡単だが
執着心をひとつひとつ整理するには時間もかかる
そう、この執着心と言うのが何よりも厄介で
本当にひとつひとつ・・・という感じだ
それでも
こうして次世代が役割を喜んで引き継いでくれる姿を見ると
何もわたしが気負うことなどないのにと
自分で自分が可笑しく思える

さて、今回の飾り付け作業に参加できなかった娘は(祭日でも授業があるため)
すでにクリスマスコンサートシーズンに突入して忙しさも日々増すばかりだが
25日には小4からほぼ毎年参加してきた音楽教室の発表会に出て
のびのびと楽しそうに歌っていた
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最初に歌うのは、2月の後期試験に使う予定の曲
短調の出だしを聞くと重い感じの内容かと思うが
町のゴンドラレースに参加する恋人モモロに
絶対一等を取るように!とプレッシャーをかける女性アンゾレータの歌
・・という意外に単純な内容
「競艇の前のアンゾレータ/ロッシーニ」(←動画が表示されない場合は題名をクリック) 


なお、この曲は3部作で、レース中・レース後があり
最終的にモモロはめでたく一等を取る設定だ

もう一曲は
先月の学内演奏会でも歌ったオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』からの曲で
やはりここは慣れ親しんだホールだけあって
学内演奏会の時よりリラックスして歌っている
「恋は小さな泥棒/モーツァルト」(←動画が表示されない場合は題名をクリック)


そして昨日は
学内のホールに幼稚園児たちを招待してのコンサートが行われ
娘は一曲独唱したのち
友人とロッシーニの『猫の二重唱』を猫耳をつけて歌った
歌詞は全部ミャオ〜と猫語だし、コミカルな演技も必要な曲だが
元々演劇の好きな娘はこういうのは得意で
子どもたちにもウケたようだ

演奏後、園児が渡してくれた花束と猫の首飾り
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さらに明日は教職模擬授業の発表があり
そのための準備にもかなり時間を取られ
「先生になったらこの手の準備がすごく大変だぁ〜、演奏の方がいいよ〜〜」とぼやいている

明日は息子も学会発表の日
修士論文の仕上げに向けて実験を重ねながら
学生生活をこのまま平穏に終わらせようとしていたのに
(ついでに言えば、就職先での資格試験に向けての勉強も始めていたりして)
2週間前になっていきなりのお達しに
「参加するのはえらい研究者ばかりで、マスターの学生なんて自分と友人の二人だけだよ」
もう玉砕必死〜〜とばかり苦笑する息子、、
そう易々とは卒業させてはもらえない試練に直面しながら
それでも何とか乗り越えていくであろう若さのパワーが
はたで見ていてうらやましい



(2012.11.28.記)



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