青春賛歌第二幕 29〜有言実行


衆院選当日16日の某新聞の朝刊に
”次代を担う若者たちは政治に何を求めるのか”という記事があり
そこには『有言実行』と書いた紙を掲げた娘が載っていた
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それは選挙数日前のこと
繁華街で20代の女性に取材をしようと頑張っていた記者さんが
政治について意見を聞かせてくれる人になかなか巡り合えず
近くの音大に行けば女性がたくさんいるだろうということで来会
ちょうど昼食を食べていた娘と目が合い、取材となったというわけだ
普段から政治についてある程度興味を持っている娘は
何か一言と言われてすぐに『有言実行』と書いた

小さなステージであっても
「やります」と約束すればそこに責任が生じ
責任を果たせなければ信用を失うこと
そして、信用を失えば「次」がないことを
普段から強く意識している娘にとって
この言葉は自らにも重いものだ

12月はクリスマス関係のイベントが多く
今年もたくさんの予定をこなしてきた

9日の「第九ひろしま2012」に3年生は全員参加と言われ何度も練習に通った
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15日は広島駅ビルASSEでの30分コンサート
周りの各店舗で違う音楽が響く中、マイクなしでも声を張り上げて歌い
遠くに居る人々をたくさん誘い込むことに成功
はじめての機会だったが「これならやれる」と自信をつけた  
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16日は選挙に行き、その後は恒例の植物園の野外コンサートへ
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お父さんの革ジャンが似合う娘
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クリスマスの曲を女性三部合唱で歌う(娘はメゾソプラノ担当)


20日は大学のクリスマスチャリティーコンサートで合唱に参加
22日は再び植物園において別グループでの野外コンサートがあった
23日はうちの教会のクリスマスで忙しく過ごし
24日は大学での受験生向け模擬演奏でデュエット
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娘は下のパートを担当しているが
この二人が一緒に歌うと先生から「周波数が合っている」と表現されるように
同じ音ではひとりの声に聞こえてくるほど良く合っている
お互いに歌っていても気持ちがいいので、最近は一緒に活動することが多い

『わが愛のすべて/メンデルスゾーン』のデュエット
(椅子の背もたれにビデオを置いて撮影したので斜めになってしまった・・)


この日はクリスマスイブなので
大学に隣接する世界平和記念聖堂でのクリスマスミサの合唱(野外)もつとめ
これで一連の行事が無事に終わり
安心したのと、合唱中あまりに寒かったのとで翌日から風邪をひいた(苦笑)

入学したころ、今よりずっと重い声をしていた娘は
自分はきっとメゾソプラノなのだろうと思っていたが
今はぐっと音域も広がり、先生からももっと高い声が出るはずと言われ
やっぱりソプラノなのかもと意識が変わってきている
ただ合唱になると、周りに低い音をしっかり出せる人が少ないので
娘にその役目がまわってくることが多い

現在、歌としてきちんと自信を持って使える音域は
低いラ〜高いラまでの2オクターブ
頑張ってぎりぎりドまではいけそうだけど
それ以上は「絶叫」になってしまう

あと一ヶ月余りで後期の実技試験日がやってくる
今回初めて45分以上のプログラムで全16曲を歌うという難関に挑むが
1月は演奏会がないので、ひたすら試験に向けて練習する日々が続くことになるだろう

その間わたしは約束通り「紫のドレス」を作る
そう、わたしも『有言実行』だ



(2012.12.26.記)



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