青春賛歌第二幕 24〜つながるチャンス


先週は主科の声楽を、そして今日は副科ピアノの試験を終えた娘は
来週の教職科目の試験をひとつ残し、ほぼ春休みに入った
ピアノはともかく、声楽は調子が良かったので
今はホッとしているところだ
そして、今週からまたイタリア語教室のレッスンも再開した

3ヶ月単位で開設されている日伊協会のイタリア語教室に通うようになったのは
一年生の9月からで
声楽の先生の強い勧めによるものだった
音大においては、個人レッスンを受け持ってもらう先生は親のような存在
娘は大学の授業でもその先生にイタリア語を教わっている関係上
成績が悪いと肩身が狭いと思い、結構最初から頑張っていたわけだが
まさか学外までイタリア語を習いに行く事になろうとは思ってもいなかったので
当時はかなり渋っていたものだ
なにしろ英語は大嫌いだし、外国語に対するアレルギーみたいなものもある
また、塾にも行ったことのない娘にはこういうところは未知の世界
ますます不安はつのるばかり・・・
しかし行き始めると
そこは想像していたよりずっとフレンドリーな世界で
色々な職種・年齢層の人々に交じって結構楽しい時を過ごしながら
とりあえず一年間は続けることができた
その後、昨年の9月以降はとても忙しかったのでお休みし
2月からの講座にまた通い始めたわけだ

さて、昨日久しぶりに出かけたイタリア語教室では
何かのチラシを渡された
あれ?載っているのは12月に出演したイタリアワインのお店でのライブ演奏写真?!
で、第2回のライブが2月26日って、、、おぉぉ、もう次の予定が決まっていたのか〜@@
symphonia2012208.jpg symphonia20111202-1.jpg

というわけで、またこれから忙しくなりそうだ

そもそも、最初の出演依頼は
娘と友人が二人でこのお店に行った際
イタリア語であいさつしたのがきっかけだった
お洒落なワインバーで二十歳になったばかりの女の子がちょっと背伸びして・・・と
そんな遊び心からはじまって
音楽を勉強していることや、イタリア語教室にも通っていることなど話が弾む
そのお店はイタリアワイナリー直営店なので当然日伊協会ともつながりがあり
やがて日伊協会の方々によって演奏会が企画されるに至る

メンバーは、歌が二人、フルート、バイオリン、ピアノの計5名
みんなお店での演奏は初めてなので、かなり不安もあったけれど
当日はお客さんの反応も上々、大いに盛り上がったらしい
そして、こうして次のチャンスがあるのは嬉しいことだ

思えば、もし娘が今の声楽の先生についていなければ
イタリア語をまじめにやっていたかどうか大いに疑問だし
もし先生に勧められたとおりイタリア語教室に行かなければ
今回のチャンスもなかっただろう

人生には、どこに何が用意されているかわからない
ありふれたこのセリフが
今、新鮮に響いてくる

*****

今日はドレスの生地を買ってきた
実際に布を手にすると、俄然やる気がわくのは
やっぱりこういう手仕事が好きだからなのだろう
心がわくわくするチャンスをもらえて幸いだ



(2012.2.9.記)



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