青春賛歌第二幕 33〜ダイエットを始めよう 4


一昨日には体重の減り方が停滞していると書いたが
昨日の測定では0.4キロ減
今朝は更に0.2キロ減と再び減量が進んでいる
これで合計5.2キロ減となり
54日目にして目標の半分をクリアした(拍手〜)

「よくここまでまじめにやってるよね」と言うと
息子は笑いながら答えた
「時々”密輸”とかやってるけどね^^」

”密輸”とは、こっそり飴やガムを買うこと
そりゃあ息子のことだから全く何も間食しないなんてわたしも思ってはいないわけで
それでも菓子パンを2〜3個ぱぱっと食べてしまうような無茶をしないところは素晴らしいと感心する
これをやると一気に崩れるので
飴を数個食べるくらいで踏みとどまるのはダイエットが上手くいっている証拠だと思う

修士論文提出まであと8日
すでに大まかなところは仕上がっており
論文発表会の原稿にも取り掛かっているところだが
今週末には休みも欲しいし、ここ3日間が正念場だ

忙しさのピークとダイエットが重なって
ストレスもたまる一方であろう息子にとって
今一番の楽しみは新しい車が来ること

往復120キロの通学を支えてくれた軽自動車はすでに限界に達しており
だいぶ前から3速のギアが入らない
そして、最近になってスモールランプが片方つかなくなり
ヘッドランプも電気系統の故障で時々つかなくなるので
そのたびに配線をつついて何とかしのいできた
修理見積もりは30万円を超え、走行距離はすでに14万キロだし
4月から働きはじめることを当てにして
新しい(といっても中古だけど)車の購入に踏み切ることにしたわけだ
ちなみに今のっている車の下取り価格は「1000円」
これを聞いた息子は
「あの車の価値がトミカ3台分かと思うと何だか悲しいねぇ」と苦笑いした^^;
何はともあれ
幼い時から車が大好きだった息子がついに自分で車を買う
彼にとってもこれは本当にうれしい事だし
多分今週中には来るであろう車のことをあれこれ考えるのが
今一番のストレス発散になっている

「人生楽しく生きないとね」

奨学金の返済に車のローン
先のことを考えれば、決してノーテンキでいられる状況ではないけれど
息子はいつも楽しそうだ
こうして兄が先に社会人になっていく様子を見ながら
心配性の娘も、自分の道を勇気を持って進んで行く

不況が長く続き
暗いニュースが多い中でも
じゃあ実際どうなのかは実際に踏み出してみなければわからない
頭の中だけでただ心配ばかりしてすごしていると
せっかくの若い時代もずるずると過ぎてしまう

世の中に氾濫する情報をどのように受け止め
どのように自分に活かしていくのかによって
各々の生き方は全く違ってくるが
大切なのは、情報に振り回されないことだろう

例えば、前回書いた「食品添加物」の問題にしても
引用した『食品の裏側』については
その内容が「科学的根拠がない」とか「恐怖感をあおっている」とか
批判的な意見もあるようだ
でもわたしとしては
現在許可されている食品添加物が絶対安全とか危険とか
結局のところ誰にも断定できるものではないと思っている
仮に人体に影響があるとしても、そこには必ず個人差があるだろうし
ここで安部氏が示す情報をどのように受け止めるも
それは個人個人で違う問題になってくるだろう
そして、安部氏自身も、自分の本来の目的を以下のように語っている

 『大切なのは、(添加物を用いることの)メリット、デメリットの両方を考えて
  その中で少しでも添加物の入っていないもの、少ないものを選ぶという選択を
  日々していくことにあると思います。
  問題は、消費者がそういった選択ができるよう
  充分な「情報開示」がなされていないという点です』

物事が限度を超えたら、正常範囲内に戻すために「歯止め」が必要になる
限度を超えても「現実を語る情報」がなければ「歯止め」もかけようがない
だからこその情報開示は、どんな分野でも必要なのではないかと思うのだ
その際には、メリットもデメリットも両方とも情報がほしいし
安部氏の話にはその両方が語られているところが良心的だと思う
それによってどの程度の危機感を持つかについては
後はもう個人が自分の場合を冷静に考えて判断すべきだろう

わたしの身近なところでも
一日40本もたばこを吸い続けた人や野菜嫌いで超偏食の人が
元気で長寿を全うするケースもあれば
反対に、自然食にこだわる人がガンになって早世してしまったケースもある

じゃあ、誰もがタバコをいっぱい吸って大丈夫とは思えないし
今回息子も実感しているように
バランスの取れた食事をすると何となく調子がいいというのはあると思う
かと言って、どんなに自然で安全っぽい食品を求めてもキリがなく
それらの食品が体の中でどのように作用するかは未知数だ
何より、そのような食品を手に入れることも
色々と環境が恵まれていなければ難しいわけで、、
そして、あまりにも考え過ぎると人生がだんだん辛くなる
いくら体に良いものを求めても
それが精神的に追いつめられる元となったのでは
かえって健康を害してしまうかもしれない

そういう意味で、色々課題のある「石けん生活」についても
次回は書いておこうと思う


(2013.2.6.記)



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