青春賛歌第二幕 38〜青春のメロディ


先月末、娘たちのグループは
大学近くの老人病院で恒例の院内コンサートを行ったが
今回初めて「東京ブギウギ」「青い山脈」「銀座カンカン娘」「バラが咲いた」など
昭和のナツメロを選んで歌ったところ
思いのほか大好評だったようだ

これまでは、童謡や唱歌を歌うのが定番で
今回も前半はそういうものを選曲したけれど
この手の歌はお年寄りにとっては懐かしすぎて
泣き出してしまう人が続出するのが
歌っている側にも結構つらい、、、

しかし、後半のナツメロになると雰囲気は一気に華やいだ
特にみんなが喜んだのが「青い山脈」
これは自分たちの青春時代の歌だよと口々に話しながら
いつしかみんなで大合唱になっていく
この反応は娘たちにとっても非常にうれしいものだった

人は一生の間に色んな曲を聞き
各々好き嫌いはあるにせよ
自分が若くて元気だった青春時代の歌は
いつまでもその人を元気づけてくれるのかもしれない

今月末には
今度は老人ホームからの依頼を受けているので
そこでもまた青春のメロディを取り入れる予定だ

さて、先日は門下生の発表会があり
娘はこの前の試験で使った曲を2曲歌ったが
下の曲は、試験の時には気合が入りすぎて
一部思うように歌えなかったところがあるので今回リベンジ

オペラ『リタ』より/G.ドニゼッティ(動画が表示されない場合は題名をクリック)



もう一曲は
娘はやや苦手としていた日本歌曲からの選曲
試験では橋本国彦の「お菓子と娘」「斑猫」の2曲を歌ったが
ここでは「斑猫」の方を歌った

斑猫(はんみょう)という虫をわたしは見たこともなく
検索してこんなカラフルな姿をしている事を知る(wikipediaより)
Cicindela_japonica.jpg

だが、何よりもこの曲自体がすごく変わっていて
わたしも娘も最初の印象は「うわぁ〜変な曲?!」だった・・・が
間違いなく娘に似合った曲だろうとも思う^^

それにしても、この前の試験では
全16曲(計45分以上のプログラムが規定)を歌う中
この曲を最後にもってくる先生の方針もすごいと思った
他の人がまず歌わないであろう曲で最後をしめくくる
それは娘の個性を際立たせるものとなっただろう

斑猫/橋本国彦(動画が表示されない場合は題名をクリック)


来月は
尾道市立美術館でのコンサートがあり
久しぶりに『カルメン』を歌うつもりのようだ
高校3年の合唱祭の時、大ホールで1000人の前で歌ったあの歌は
あれからずっと「恥ずかしくてやり直したい」と言い続けている曲
あの時はあれが精一杯で
わたしは今でも十分良く頑張ったと思っているけれど
娘の中では色んな意味で思い出深い青春のメロディでもある

10日後には
高校の吹奏楽部の定期演奏会があり
娘は今年も司会者として呼ばれている
その中で今回は合唱にも参加するとのことなので
音楽の先生や当時の仲間たちに
あの頃よりも成長した自分を見てもらう機会もあるかもしれない


(2013.3.13.記)



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