青春賛歌第三幕 6〜誕生日のヘリテージ


色とりどりのバラが咲く今日
娘は22歳の誕生日を迎えた
front2013515-1a.jpg

朝、のんびりとバラの香りをかいでまわり
front2013515-2a.jpg

ヘリテージのところで「やっぱりこれが一番好き!」と
幸せそうな笑みを浮かべる
heritage2013515.jpg

10年前に初めてヘリテージが咲いた時も
娘はこのバラ(の香り)が一番好きだと言っていた
heritage2013513-2.jpg

”遺産”という意味を持つ名をもらったこの花は
後世に長く残る名花として多くのファンを持っている
heritage2013512-2.jpg

今日は娘の部屋にもヘリテージを飾った
heritage2013515-1.jpg

その香りは、フルーツ香とミルラ香が混ざっていると言われるが
フルーツはともかく、ミルラ(没薬)は実際の香りがどんなものか知らないので
この花の香りをかぐたびに
これがミルラか〜と自分なりに納得している

ちなみに、ミルラと言えば
イエス・キリストの 誕生を祝って3人の博士が
「黄金」「乳香(フランキンセンス)」「没薬(ミルラ)」を献上したことで有名だ
そして、わたしは手作り化粧水の中にいつもフランキンセンスを入れている
最近、娘はその化粧水をたっぷりパックマスクにしみこませて
ぜいたくなパックタイムを楽しむようになった
時間のゆとり〜心のゆとりができ、やっと自分のケアにも目覚め
改めて若い時期を楽しんでいるところだ

先週は美容院へ行き
毎朝格闘してきたこのクセ髪も
hair2013508-1.jpg hair2013508-2.jpg

一年ぶりにストレートパーマをかけて
さっぱりときれいになった
hair2013509-2.jpg hair2013509-1.jpg

本当は、ショートにしようかとも思ったらしいが
とりあえず今回は、結べる長さにとどめておいた
それでも、頭の軽さに心も晴れやか
新しい髪留めやワックスも購入し
これからヘアアレンジも楽しみたいと
今まであまり縁のなかった美容サイトをのぞくようにもなり
本人「やっと女の子になったね」なんて笑っている
それは、卑屈な過去を卒業し
(色んな意味で)少しずつ自信が持てるようになってきたことの表れなのだと思う

22歳は、わたしの結婚した年齢でもある
今思えば、娘よりも幼かったのではないかと
当時の狭い自分を恥ずかしく思うが
わたし自身は、その後も長年自信のない日々を過ごすことになった
だからこそ、娘には”同じ轍(てつ)は踏ませたくない”と思い
そういう話も折にふれてしてきたけれど
本人が覚醒するには
言葉での説得よりも、時とチャンスが重要だった

ちょうど良い時に、ちょうどいいチャンスがやってくる
あとは本人がそこに乗っかるかどうかだ
乗らなければいつまでもチャンスは待ってくれないし
通り過ぎたものはもどってこない
「今しかない」
振り返ってみると、わたしはこのセリフを娘によく言っていた
そして、今はもうわたしが言わなくても
本人このタイミングをちゃんと冷静に見極めるようになってきたと思う
そんな中、切に祈るのは
惑わしも非常に多い世の中だからこそ
「本物」を見つけていってほしいということ
今までも、これからも
身近なところに「本物」は見つかる
それをたどりながら
幸いな一年を過ごしてほしい

*****

今日は、授業の後で
うれしいサプライズパーティーが待っていた
手作りケーキに、様々なプレゼント・・と
本当に思いがけない仲間たちの心づかいに
大学生活最後の誕生日は忘れ難いものとなった
birthday2013515.jpg


(2013.5.15.記)



<管理人のひとりごと目次へ


inserted by FC2 system