青春賛歌第三幕 8〜教育実習 1


今月3日より、娘の母校の高校における教育実習が始まり
今日で3週間の予定の前半が終わった

始まる前からもう心配で心配で心配で(エンドレス)
「何が一番心配ってやっぱりピアノ!」と
ホントにこの人ピアノが苦手なんだなあと
はたで見ていても気の毒になってくるほどだが
実習開始前日になって朗報が飛び込んでくる
それは、今回音楽科の実習生として一緒に行く同級生からの情報で
先生から「実習生同士みんなで助け合って」と言われたというものだった
音楽大学に行っているからといって
みんながピアノが弾けるわけでも歌が歌えるわけでもない
だったらそれぞれが得意とするものを活かして
お互いのできないところを補って助け合おうじゃないかということになり
娘の場合、担当授業で本来6曲弾かなくてはならないピアノも2曲まで減り
その代りに他の人の歌を娘が担当することになったのだ
いや〜歌だったらいくらでも歌うよ〜♪と
その話だけで、翌日から出かける活力がわいてくる
そもそも大学の先生からも
「その歌と話術でなんとかなる」と励まされたし
とりあえず仲間がいるのが心強い
こうして翌日からは毎朝5時起きで
吹奏楽部の朝練から参加する3週間の教育実習はスタートした

実習は第一日目から非常に忙しかった
というのも、昨日行われた恒例の合唱祭に向けての練習が大詰めになっていて
自分の担当クラス以外に、あちこちの学年クラスから
「音楽の先生でしょ?!合唱の指導してください!!」といきなり引っ張りだこになったからだ
放課後は毎日この状態が続き
おかげで色んな学年の生徒たちと一気にフレンドリーになった

さて、今回の実習に向けてどんな授業をするのか考え
「歌う」という課題につきものの「発声」の指導をするために
あらかじめ購入しておいた「道具」がある
娘自身も音大に入ってからこれで発声の仕組みを習い
指導に有効だと実感しているもので
「ネットで通常1万円のものが1000円で売ってた」と実に満足そうだったが
初めての授業で使用する前に
合唱指導でいきなりこの「道具」も生徒の前にデビューすることとなる

娘が出してきた「道具」〜ガイコツ君に
生徒たちはもちろん大騒ぎになったが
jishu2013603.jpg

頭部をカパッと外して「声を頭に響かせる位置」を確認し
あごの部分をはずして「歌う時には下あごは使わない」など
科学的な理論に基づいた発声方法と姿勢を
実際にやってみながら説明すると
興味深そうに聞いてくれたのが嬉しかった

そして昨日は合唱祭の本番(さくらぴあ大ホールにて)
この日の最後には音楽科の教育実習生が演奏すると決まっていて
4年前と同じメンバーでこの舞台に再び立つことになった
当時の先生方からも
「あの時の再来だ」ととても期待された演奏は
さすがこの4年でみんな成長した様子が十分わかる堂々としたものだった

オーボエ演奏とピアノ演奏の間で
2013611trio1.jpg 20130611trio2.jpg

娘は2番目に登場し
昨年何度か歌ってなれているモーツアルトの『恋はくせもの』を歌う
gashousai2013611.jpg

『恋はくせもの/W.A.モーツアルト』 (←動画が再生されない場合は題名をクリック)


そして最後に3人そろって再び舞台へ
20130611trio3.jpg 20130611trio5.jpg

すでに随分場数も踏んで
ドレスの着こなしもなれた感じになっているものの
3人で手をつないで登場する際には
4年前と同じ雰囲気があったのが面白かった

その4年前の光景がこちら(娘は赤いドレス)
2012615trio3.jpg 2012615trio2.jpg

恥ずかしそうに出てくる姿が微笑ましかったことを
ついこの前の事のように思い出す

この時の赤いドレスを
昨年10月、幼稚園のホールで行われたコンサートで久しぶりに着たのだが
その際の動画をアップしていなかったので今回加えておこう
曲は大好きな『Time To Say Goodbye』
この手の曲はマイクなしでは難しいと言われているように
娘自身も歌いづらさを感じたようだけど
一応記録として残しておきたい

『Time To Say Goodbye』 (←動画が再生されない場合は題名をクリック)


また、古い写真を探す際に
イタリア語教室の講師である画家のウンベルト先生による娘の似顔絵が出てきたので
これも記念に載せておこう
mizuho2012427.jpg


(2013.6.12.記)



<管理人のひとりごと目次へ


inserted by FC2 system