青春賛歌第三幕 38〜人生を歌う


バラの季節真っ盛りの15日
娘は23歳の誕生日を迎えた
この頃ちょうど咲き始めるのが娘の大好きなヘリテージ
ヘリテージ2014520-4a

今年の花は特に香り高く、その姿も美しい
ヘリテージ2014519-6

わたしがバラに追われていたこの一ヶ月の間も
娘は、大学院での新しい勉強と並行して
活動の方も幅を広げつつある

「今年は老人ホーム関係を回って歌ってみたい」と言っていたが
4月末には初めてソロで歌いに行き
お年寄りが喜ぶ懐かしい昭和の曲を歌った
その中で今回リクエストされていたのが美空ひばりの『愛燦燦(あいさんさん)』
美空ひばり晩年の、「人生」を歌う曲だ

その前の週の20日には
恒例の植物園の「桜コンサート」があり
尾道の時とほぼ同じ曲をデュエットで歌う中
娘は初めて『愛燦燦』をソロで歌ってみている


「桜コンサート2014」 ←クリックするとyoutubeサイトへ


後日の老人ホームのコンサートでは
娘が歌うと、おばあちゃんたちがみんな一緒に歌い始めて
とても楽しいムードだったようだ
娘の4倍もの人生を歩んできたお年寄りたちにとって
「人生って・・」という歌詞はいっそう心に響くものがあるだろう

そんな人生の大先輩であるお年寄りが集まった隣町の合唱団のお手伝いにも
娘は4月から行くようになった
平均年齢が80を超えているらしいその合唱団も↓こちらの合唱祭に参加するため
一緒に歌って盛り上げようというわけだ
合唱祭2014518-3

おばあちゃん団員達のおそろいの衣装がしゃれている!
これが手作りだと聞いて
わたしは思わず「型紙がほしい」と思ってしまった^^
合唱祭2014518-2

娘も同じ衣装を借りて試着すると
「先生かわいい〜♪」と言われたというが
この衣装、ホント娘に似合っていて(サイズもぴったりだった)
当日、大ホールの後ろの方で見ていたわたしも夫も
娘があまりにおばあちゃんたちになじんで(?!)いるものだから
正直なところ、はじめはどこにいるのかわからなかった^^;
いや、でもそのくらい合唱団の中に溶け込んで
みんなで楽しそうに歌っている姿が微笑ましい

さあ、この合唱団の出番が終わると、次の次が地元の合唱団の出番だ
こちらは約70名の混声合唱団で、娘は急いでこの衣装に着替える
合唱祭2014518-1

歌う曲は、混声合唱のためのメドレー『TOKYO物語』より
「リンゴの唄」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」「お祭りマンボ」「ここに幸あり」
歌だけでなく途中で踊りも入るなど
観客を楽しませる工夫がいっぱいあってとても楽しい内容になっており
最後の「ここに幸あり」では途中で娘が独唱する場面もあった

「ここに幸あり」は昭和31年にヒットした大津美子の曲
わたしの記憶にあるのは、父が好きでよく歌っていた曲と言う程度だが
今回これを娘が歌うと聞いた時には何かとても懐かしい気がして
23歳の娘が、「愛燦燦」同様、さまざまな人々の思いのこもった曲を歌うことに
感慨深いものを感じるのだった

娘が発声の指導に加わって半年
ここでも年配の人たちから「先生」として扱われながら
まだ結成から1年の若い合唱団を
共に作っていくチャンスに恵まれたことは本当によかったと思う
しかも小4の時から声楽を教わってきた先生がピアノ伴奏だから
憧れてきた先生と同じ場所で仕事ができるなんて夢のような話だ(感涙)

さて、昨年8月からずっと本番に追われていた日々も4月で一段落し
5月は比較的ゆっくりと自分のやりたいことをやって過ごしている
GWには友人宅に泊まりに行ったが
その際、初めてマカロンを作ってお土産に持って行ったし
マカロン2014505

なかなか組み立てる時間が取れなかった『Robi(ロビ)』
”足が動く”ところまできた
robi1.jpg

昔から雑誌の付録などはいつも兄に作ってもらっていたので
こんな難しいモノを娘が作れるのだろうか?と心配したけれど
robi2.jpg

一年余りかけてここまでたどり着けたことで
本人もかなり自信を得たようだ
robi3.jpg

週刊でパーツが送られてくるこのロボットもすでに第63号まで届き
第70号でいよいよ完結する


(2014.5.22.記)



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