音楽と共に生きる 16〜舞台を作る 2


今回の舞台にはオペラのシーンがあり
細かい小道具がたくさん必要になる
それらをいちいち買いそろえるだけの資金はないので
娘は身近なところに材料を求めてひたすら手作り中だ

「果物を盛る器」を探していて思いついたのはプラスチックの植木鉢(300円)
プラスチックのグラスみたいなものも園芸用品にないかと探したが
こちらは結局100円ショップで購入した
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このチープなグラスに茶色と金のペイントをほどこして
アンティークなグラスへ変身
果物入れも重みのある感じになった
これを見た夫が一言
「お仏壇の道具みたいだな」・・・^^;
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100円ショップで購入した計量カップと木の粘土で「水差し」を作る
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重厚感のある一品が完成
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楽譜用のファイルは
100円ショップのものに赤さび色をペイントし革ひもでしばった
中の楽譜の紙はコーヒーで薄い茶色に染める
「19世紀の紙は白くないからね」と
この作品が本当に好きだからこそ細部にまでこだわりたくなるようだ
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ただし、どんなにこだわりたくても
「できること」と「できないこと」ははっきり分けて考えなければならない
特に芸術家は想像力が豊かすぎて妄想が膨らみ
人によっては何でもできそうな気がしてくるから要注意だ
あくまでも自分の力量に応じた範囲でなければ
何事も一夜にして成ることはなく
とにかく一歩一歩地道に進むのみ、、
というわけで、その辺のところを冷静に判断して線引きしながら
作れないものはネットで探して注文する等
コツコツと道具集めは続いている

さて、娘が色々作業している様子を見ていると
わたしも何かやりたくなってきて
毛皮のショールもどきを作るための
ボア生地に裏地をつける作業を担当した
(今の時期この手の生地が値下がりしていて購入しやすい)
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娘は最初
ボア生地のふちを縫うくらいで適当にドレスにまとえばいいと考えていたが
断ち切りの部分から毛が抜けるのが気になって
わたしが裏をつけることを提案
できあがったものをまとってみると意外と立派に見えたので
「これなら演奏会のドレスを着る時にも使えそう〜♪」と喜んだ
え?!どうせ遠目だからと適当に縫ったんだけどね・・まあいいか^^;


(2015.4.11.記)



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