娘の同級生が中心となったミュージカル
『オペラ座の怪人』が昨日上演された
娘の役はオペラ歌手のカルロッタだが
劇中4回も衣装替えをするというので
これまでわたしが作ったドレスが次々登場するシーンを
一番後ろの席でビデオを撮りながら楽しむ
朗々と歌い上げるカルロッタ
突然の大きな音におびえ
オペラ座に次々起こる怪事件に嫌気がさしてその場を去る
ファントムからの「主役を降りろ」との手紙に怒り心頭
それでも周りから「あなたがプリマドンナ」とおだてられ
カツラをつけてその気になる
機嫌よく歌っていたら
ファントムの声がして
カエルの声にされてしまった
一番やりたかった「マスカレード(仮面舞踏会)」のシーン
カルロッタは黒の衣装で登場
仮面は付けず、手に持ってひたすら歌う係(左端)
本当は踊りたかったんだけどね〜
仮面には黒い木の棒をつけているのだが
これが木工用ボンドでくっつかないので
夫に別の接着剤でつけてもらった
ここで”何でも木工用でつくわけではない”ことを学習する
再びファントムからの手紙に怒り狂うカルロッタ
「ドン・ファンの勝利」の場面では赤いドレス
↑この場面では
4月11日の日記に書いた「果物を盛る器」や金色の杯が登場
わたしも娘と一緒に器の色を塗ったけど
こうして一番後ろの席から見ると、何が何やらわからないわけで
ほんのひと時登場する舞台の小道具というものは
前の席に座った人でも目に留まらないかもしれないような
ちょっと空しい存在なのだなあと思う
でも、舞台にこだわりをもっている人間にとっては
誰が見ていなくても必ず必要なものであることは確かだし
舞台って人の心が現れるものだから
質を追求する心づかいは決して無駄にはならないと思っている
そう、わたしも娘のドレスは細部の見えないところまで気になるので
娘の気持ちはよくわかるのだ
「金色の水差し」も一瞬登場
ファントムの部屋の机やベッドのカバーも公演2日前に縫っていた
これらを瞬時にセットし、ズレないためにどうすればいいか苦心していたが
それはほとんど誰も知らないこと、、
華やかに歌い、怒り狂い、忙しいカルロッタの役が終わる
カーテンコールはいつも華やかだ
公演終了後はロビーでお客さんとの記念撮影に応じる
今回はふと思い立ち、わたしも一緒に写してもらったが
娘が「(舞台の後)お母さんと一緒に写るの初めてだね!」と驚いていた
そう、いつもは遠巻きに見ているだけだからね〜
(2015.5.11.記)
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