音楽と共に生きる 55〜ドイツ公演旅行


大学のドイツ公演旅行から帰って一週間が経ち
娘は時差ぼけと戦いつつ通常の仕事モードに戻っている
大学のFacebookにも演奏会の様子がアップされたところで
ここにとりあえず画像を借りてまとめておきたい

まずは25日のハノーファーの教会での演奏会





当日の様子



合唱団は2階席



娘は右側の2階席前列で歌っている



この中央にいる↓





26日はベルリンに移動して
「ヤングユーロクラッシック」に参加した
会場はコンツェルトハウス



内装は撮影禁止のため大学のFacebookに載っていなかったので
ネットで探すとこんなゴージャスな画像が出てきた





娘は合唱隊の前列右から6番目に写っているのがかろうじて確認できる



この演奏会についての詳細はドイツのサイトに載っているけれど
ドイツ語でとりあえず好評が書いてあるらしいので
ちゃんとみんな頑張って任務を果たしたのだなと安堵した

それにしても
3年前のニューヨーク公演の時には時差ぼけもなく
今回ほどの疲れ方ではなかったのは
娘も単に若かったからだろうか?!

いや、あの頃はまだ学生で責任もなかったし
旅行中、日本人に対して差別的なことは言われても
危険を感じるようなことはなかった
一方今回のドイツ旅行では
ハノーファーの町は美しく
人々も礼儀正しい印象だったが
ベルリンに移動すると雰囲気は一変し
ヘイトの落書きのある家が目立ち
店では日本人に対して
注文を無視する、おつりをくれないなど
明らかな嫌がらせもあった

この『ベルリンの壁』にはガムがくっつけられて汚いこと、、



そして何より驚いたのは
スリの手口が巧妙かつ非常に大胆であることだ
今回は引率者として同行した娘は
学生を見守りながら、ある時にはスリ集団と本当に戦い
警察官はいても助けに来てくれるわけでもなく
これで随分神経をすり減らしたらしい
幸い娘自身に被害はなかったが
このすさんだ状況を見るにつけ
ドイツ国民が抱える問題の深刻さを
身を持って知ったという感じだ

日本と同じく敗戦国であるドイツは
戦後ずっと複雑な問題を抱えつつ
今は更に移民問題で国民の心がすさんでいるという
そこへ日本人がのこのこ現れれば
外見は明らかに自分達と違うし
言葉もできないし、大人しいし、いじめるにはちょうどいい・・
というわけで嫌な目にもあったが
先生からその背景の問題を教えてもらうと
そこには色んな事情があって
人は自分が幸せじゃないと他人に優しくできないから
それも仕方がないのだろう・・と思った

また、一週間の滞在期間の合間には
ちょっとずつ観光もできたが
娘にとって一番印象に残った(感動した)のは教会だ
中でもハノーファーのマルクト教会は
内装が撮影禁止なので画像はないけど
「壁も床も照明も当時のままで
何より天窓からの木漏れ日が一番感動した
何百年前の人もここに立ってたんだなあと本当に感じる」
とLINEで送ってきている
教会で生まれ育った娘にとって
どこでも教会は
「共通の意識がある場所」として安心するらしい
それは
「ここに座ってる人達も救いを求めてるんだなぁ」と感じるからだ

マルクト教会(14世紀の建築物)







あとドイツで良いなと思ったのは
基本国民に優しく、労働時間がしっかり決まっており
お店も日曜は休み、24時間営業のお店はナシと
観光客には不便だけど
ドイツ国民はみんな
楽しんで生きることに徹している感じがあるところ
この辺の感覚は日本とはかなり遠いものだった

そして意外だったのは
ドイツ国民が時間にルーズで
30分程度の遅れは遅れじゃないということ
横断歩道は平均6秒、そしてすぐ赤になるし
結構ウソもつくし間違えても謝らない
果物売り場は管理が行き届いていないので腐臭がする・・など

それでも片言の英語でも通じるので生活はできそうだし
言われるほどソーセージばっかり出るわけでもなく
食事はどこも美味しかった
そしてビールは本当に水より安いことを確認・・・と
実際に行かなくてはわからないことを色々体験できたのは
本当に良かったと思う

オマケ画像〜「紙芝居のおじさん」
頭になぜか悪の文字〜!^^










(2017.9.6.記)



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