音楽と共に生きる 64〜初心


昨年春から、娘がミュージカルの授業を担当している中学校で
今日は保護者を招いての発表会があった
この一年、ミュージカル未経験の生徒たちに
舞台に立つ楽しさと、やりとげた喜びを経験させたいと願い
娘が脚本を書き、risaが音楽を作って
二人三脚で指導を続けてきたが
中学生を相手に歌やダンス、演技などすべてを教えるのは
予想以上に大変なことだった
そして、やっと形が出来上がってきた頃にはインフルエンザが猛威をふるい
全員が舞台に立てるのかどうかが危ぶまれるなど
最後までどうなるかハラハラしっぱなしを日々が続く
そのため心配のあまり、娘は3日連続で
生徒が舞台から落ちる夢を見たらしい、、(汗
そんなこんなで迎えた今日
生徒は無事全員参加し、公演をすべて完璧にこなした
その頑張りを見て
娘もrisaも、ただただ喜ぶ(感涙
また、色紙に書かれた生徒たちのお礼の言葉から
はじめ娘が願っていた
”舞台に立つ楽しさと、やりとげた喜びを経験させたい”との思いが
きちんと伝わったことがわかってもう感無量〜〜;;



さて今回、娘は生徒たちに指導する様子を
帰ってわたしに色々話す中で
「みんなはじめてだから」ということを何度も語っていた

この4年間で
下は幼稚園から上は90過ぎのお年寄りまで
様々な年代の指導をしてきた娘は
相手の年代に合わせた指導案が必要であることはもちろんのこと
特に舞台初心者に対しては特別な配慮がいると思っている
それは
自分がまだ舞台に立ち始めたばかりの頃の「不安感」が
ずっと心に残っているからだ

今でこそ娘にしてもrisaにしても
舞台を自分たちで自由に作り
そこで楽しむこともできるようになっているが
はじめはとにかく不安だった
だから今は指導者として
”どうやってみんなの不安を取り除くのか?”が
重要な課題となっている
娘にとっても
そのたびに昔の自分を思い出せば
いつまでも初心を忘れることはないだろう
それも大切なことだ

こうして初めての中学校での指導は今日で終わり
4月からはまた新たに
ミュージカルの授業を選択する新2年生を担当することが決まっている
他に持っている指導の仕事も新年度以降すべて継続となり
演奏の仕事もあわせて
とりあえず今後一年の基本の仕事は確保された
それに伴い、来月で販売系のバイトをやめて
これからは音楽の仕事だけでやっていくことにする
そもそも昨年は音楽の仕事で忙しく
ほとんどバイトには出ていないから
ちょうど区切りをつける時期に来ているようだ

フリーランスの音楽家として社会に出てもうすぐ2年
その間に人脈も仕事の幅も大きく広がった
さあ今年はどんな展開が待っているのやら?!


(2018.2.17.記)



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