無農薬無肥料栽培への道23〜バラの現状報告2 (4月20日)
前回の報告から2週間が経過し
それぞれの苗の生育具合や蕾のつき方もハッキリしてきたが
その様子を見る限りにおいては
これが無肥料栽培だと言っても誰も信じないのではないかと思えるほど
状態はかなり良いと感じている
地植えも
鉢植えも
肥料を施していた頃より花枝数が減ることはなく
むしろ多くなった株が目立つし
何よりどの葉っぱもとてもきれいなことに驚いている
とにかく、虫による食害が非常に少なく、病気は現時点で全くないのが嬉しい
虫については昨年でもかなり減ったと思っていたのだが
今回は昨年の更に10分の1くらいのイメージだ
昔はバラゾウムシなど一株に2、3匹はいたものだけど
このたびは特定の株にわずかに見かける程度
新芽を食べるイモムシ系もほとんどいないし
アブラムシも一部に出ているだけで、それもヒラタアブのエサになっている
今年もたくさんの蕾を持っているマダム・アルフレッド・キャリエールは
なぜかこの枝にだけアブラムシが集中している
まあそのうちヒラタアブやテントウムシが掃除してくれることだろう
チャイナ系オールドローズのルイ14世も順調
同じくチャイナの粉粧楼もたくさん咲きそうな気配
元々「肥料少な目」が推奨されるオールドローズやツルバラは
今回のやり方で上手くいきそうだ
壁面のアイスバーグなど、無肥料で毎年たくさん咲くわけだし
昨年秋にはバッサリ枝を切って一回り小さくしたら
すでに太いシュートも伸びだしている
一方、無肥料でどうなるか心配なのは
肥料食いと言われるモダンローズだが
今のところ
ピンクやオレンジなどの強健種は当たり前のように花枝を伸ばしており
特に問題はなさそう
そして、最も気になるデリケートな紫系や茶系のバラたちはというと
昨年不調だったミスティパープル(左)も勢いづいており、右の「たそがれ」も元気
低温で出足の遅れたブルーヘブンも
最初、白っぽい葉っぱを見たときにはドキッとしたが
今は順調に花芽らしきものも出てきている
「薄墨」も問題なし
ブラックティとジュリア
例年、春の低温下では一番花がブラインドになるジュリアにも蕾が出てきた
数年不調が続いたグルス・アン・アーヘンも完全復活のきざしが?!
結局、今回、不調と思われる株は
ブラインドが確認されたスパイス・ド・カフェのみとなった
こちらは昨年夫が買ってきたロイヤルサンセットで
昨年よりもたくさんの蕾が待機中
葉っぱの温かい色が美しい
そして、こちらは昨日やってきたジャストジョイ
それにしても、今年はいつまでも寒く
バラの開花はかなり遅くなりそうだ
これから一気に気温が上がれば虫の影響も出てくるかもしれないし
まだまだこの先どうなるかわからない無肥料栽培だが
今のところは予想以上に良い感じで進行している
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