無農薬無肥料栽培への道24〜バラの現状報告3 (5月5日)
2つのカーディナル・ド・リシュリュー(ガリカ系)は
雑草を生やしっ放しにしていない方も生長が追いついてきたが
全体のボリュームはほぼ同じ程度になっている
ということは、元株が貧相だった左株がかなり調子良いということだろう
チャイナ系の粉粧楼や
ルイ14世も
蕾を途中で失うことなくここまできた
ブルボン系のマダム・イサク・プレールも昨年と変わらないくらい蕾がついている
また、ハイブリッドムスク系のフェリシアは元気いっぱいだが
同じ系統でもコーネリアはたくさん蕾をつけた後
アブラムシやゾウムシの被害をかなり受けた
ただ、ここの花壇は他のバラもゾウムシ被害で蕾が減っていたり
最初からブラインド枝が多かったりと問題が多い
ということからも、まだまだ土の状態(微生物の数)が十分ではないのがわかる
その点、鉢バラの方が
限られた土壌中で微生物相が充実しやすいのか
肥料食いのモダンローズでも特に房咲きのフロリバンダ系は生育状況が良好だ
たくさんの蕾をつけたブルー・フォー・ユー
たそがれ
毎年出ていたクロロシスのような生理障害も見られない
数年不調続きのグルス・アン・アーヘンも本格的に復活しそう
ラバグルート
一方、ハイブリッドティ系は
ブラインド枝が目立つ株がいくつかある上
少ない蕾がゾウムシによって更に減ったりと問題が多い
(イングリッシュローズにも同様の傾向が見られる)
この辺の品種はたくさんの養分を要求されるので
もっと緑肥作物(麦類)を埋める量を増やすなどして
更なる微生物相の充実に努めなくてはと思う
ブラックベリーニップは昨年同様、蕾が6個ついたけれど
これがどのくらいの大きさで咲くのか気になるところ
また、このところ気温の上昇に伴って虫も増えてきた
アブラムシを食べるテントウムシとヒラタアブの幼虫がいるかと思えば
バラクキバチやゾウムシ被害もちらほら・・
とはいえ、例年に比べると被害は激減している
そして、今のところ病気は皆無に近い
ツルバラやクレマチスは特に問題なし
ここで葉色の浅さが目立つのはイングリッシュローズのグラハムトーマスだが
(葉色が浅くなるのは無肥料栽培の特徴なのだけど)
従来のベト病は出ておらず生育も良好
ブラインド枝もなくて蕾はたくさんついている
さあ、この蕾がどこまでちゃんと咲くのだろうか?
今年から本格的に無肥料栽培に移行して
この春はもしかすると散々な結果になることも覚悟したけれど
例年と比べて見劣りすることはなさそうかなと、ちょっとホッとしつつ
まだ実際に花が咲くまでドキドキの日々は続く、、
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