無農薬無肥料栽培への道28〜バラの現状報告5 (5月24日)
前回、花色が違って咲き始めたと言っていたバラは
そのうち従来の花色に戻っていったので
やはり気温が影響していたものと思われる
ブラックベリーニップ
ブルー・フォー・ユー
また、花が咲く段階で花首がうなだれてしまった粉粧楼も
蕾5つを摘み取ったら、後は無事に咲いた
経過に注目してきたブルーヘブンとグルスアンアーヘンも
葉っぱが最後まできれいだった
カーディナル・ド・リシュリューも、いつものベト病出ず
他に一番花の終った苗も葉っぱはだいたいきれいな状態だが
一部のバラには黒点病がちらほら出ている
カラーブレークもそのひとつだけれど
例年花後は葉っぱをほとんど失っていたことを思うと
これでも十分良い状態だと思う
またすでに新芽も伸び出している
今日は、壁面のアイスバーグの花がらを摘み取ったが
(蕾のついた花枝は残している)
葉っぱのきれいさに驚いた
ここもイネ科やユリ科植物を植えて
土の清浄度もかなり上がってきているのだろう
今春のバラは
ここまで本当に虫の食害が少なく
病気については
ウドンコ病やベト病はいっさいなし
そして咲き進んできたところで一部の株に黒点病が少し出ているものの
以前のように、葉っぱをほとんど失うような状態にはなっていない
これは、想像以上に良い結果だ
さて、炭素循環農法による無肥料栽培を実行してみて
原種やオールドローズはもちろん
ブルーヘブンのような難しいタイプのモダンローズでも
結構咲くことがとりあえず確認できたが
イングリッシュローズだけはどの株も上手くいかず
生育状況や花つきがとても悪かった
グラハムトーマスは蕾はたくさんついても良い花が咲かず
一個を残して全部摘み取った(写真の花はその残した蕾が咲いたもの)
ジェネラスガーデナーは花が2つしか咲かなかったし
2003年以降ずっと不調続きのアンブリッジローズは相変わらず不調なまま、、
(この後、蕾は摘み取った)
こういったバラたちもちゃんと咲かせるためには
もっと肥沃度を上げていかないとダメなのだが
一週間前に埋めた麦や花がらがどうなったか調べてみると
土によって分解の速度が結構違っている
この差は、そこに住んでいる微生物の種類や数によって出るのだろう
分解の速いところはどんどん微生物のエサを追加してやらないと
エサ不足で微生物が減るとバラが養分不足に陥ってしまう
常にエサ(炭素資材)を与え続けて「微生物を飼う」というイメージが
だんだんつかめてきた感じ
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