無農薬無肥料栽培への道39〜バラの現状報告8 (8月3日)

6月末に一度10-10-10化成肥料を10〜20グラム程度入れた鉢バラは
その後、EM菌で発酵させた10-10-10化成肥料を液肥にして2回散布
現在は、黒点病やハダニにやられた葉っぱを全部落として
きれいな葉っぱばかりになっている
夏をこんなに良い状態で過ごせるのは多分はじめてかも?!
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梅雨明け宣言と共に、土の上には乾燥を防ぐためにワラを敷いたが
そのすき間からは花苗やトウモロコシ、エンバクといった緑肥
またさまざまな雑草がどんどん伸びてきた

元々、この夏は土にすき間なく何かを生やし
多種類の植物の根に宿る微生物を混在させる(微生物相を豊かにする)つもりで
早くから花の種やパセリ、バジルの種も蒔いていたのだけど
予想通りどの鉢も同じものが育つわけではなかった

ある鉢にはイネ科のエノコログサがはびこり
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別の鉢には、マツバボタンの仲間のスベリヒユが広がっている
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エノコログサはやせ地に生え
スベリヒユは肥沃な地を好むというから
同じように世話してきたはずのバラ鉢でも
土の状態(肥沃度=微生物相)は全然違っているらしい

スベリヒユは、非常に乾燥に強い構造を持った植物で
土の乾燥も防いでくれる便利な雑草
そうとは知らず、昨年まではさっさと抜いていたわけで・・・
とは言え、見栄えを重視すれば雑草をはびこらせるのも躊躇してしまう
まあ今年は、これは花の咲かないマツバボタン!ということにしておこうか(笑)
(注:正確に言えばスベリヒユには黄色の花が午前中だけ咲く)

(スベリヒユとパセリが生えた鉢)
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さて、スベリヒユはそのまま置くとして
問題はイネ科の雑草だ
とりあえず、地上部は刈り取って緑肥替わりに土に入れたが
せっかく微生物がいっぱいくっついているであろう根を掘り出してしまうことはためらわれる・・
でもあまりにもガチガチに土に食い込んでいる根を放置しても良いものか??と悩んだ末
大半は抜いて、ワラと混ぜておいた
残った根からまたすぐに枝葉が伸びてくるだろうから
それを続いて利用すれば一石二鳥かと

だが、エノコログサのはびこり方を見る限り、まだまだ肥沃度は不足している
とにかくもっと土に微生物が欲しい
というわけで、最後は少量の米ぬかとEM菌発酵液の散布で仕上げする

なお、この夏は、鉢の水持ちが良くなったことも実感している
水分計で計ってみると
8号鉢以上なら水やりは一日おきでも大丈夫みたい?!
微生物のことを思えば、土をあまり水浸しにはしたくないので
今は水やりをやや控えめにして様子を見ているところだ



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