夏野菜の現状報告1 (6月10日)


今朝、庭に出てふと上を見上げると
いつの間にかサルスベリの新枝が長く伸びており
その新芽が美しいことに気づいた
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このサルスベリ
毎年新芽がウドンコ病と虫の食害で散々な状態になるのだが
今年はそんな気配もなく元気いっぱいなのは
やはり光合成細菌を中心とした今年の栽培方法が功を奏しているのかなと思う
(バラもウドンコ病は皆無)

さて、昨年は、バラも野菜も『炭素循環農法』を中心とした無肥料栽培に取り組み
麦類の緑肥作物など炭素率の高い資材を土に浅くすきこんでは
土壌微生物を養うことに熱心になっていたけれど
バラは2番花が咲かず
夏野菜の収穫量はぐっと落ち込んだ
→野菜の記録ページはこちら

今年のバラは
3月から現在までの間で
化成肥料を酵母液に漬けたものを一株あたり20グラム程度3回置き肥し
化成肥料が溶け出した液肥を薄めて何度かまいた
ここまで施したチッソ量は
ざっと見積もって7グラム程度といったところだろうか
バラ一株あたり年間必須チッソ量は平均30グラムとすると
かなりの省肥でここまできたことがわかる

一方、野菜の方はというと
固形肥料は一切使わず
上記の液肥を200倍くらいに薄めたものをわずかに使って現在に至る
つまりは今年もほぼ無肥料に近い状態でやっているが
その出来は昨年とは雲泥の違いがある
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何しろ昨年のナスは7月10日でコレだから↓
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今年のナスは種から育てている水ナスだが
春の低温で生長が遅れたとは言え、結構立派になって
花も咲き始めている
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また、市販苗のピーマンには実が続々と生り始めた
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ナスとピーマンの間には枝豆も植えている
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地植えのトマトは
低い位置から実がつき、葉と葉の間の節間が狭いので
背が低くてもたくさん収穫できそうだ
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3〜5個の実がついている
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鉢植えの方も順調に実が生っている
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完全無肥料だった昨年に続き
今年もほぼ無肥料に近い状態といっても
今年は土壌微生物のエサとして与えるものが違っている
とにかくチッソ分の多い(腐敗する恐れのある)葉っぱ類は使わず
バラの花びらや
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竹パウダー、切りワラ、モミガラなどを(すきこまず)マルチしてきた
トウモロコシ 5月18日               6月9日
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微生物の増加と共に、有機物資材は腐ることなくこなれていく
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なお、今季使用している液肥に代わる資材は以下のとおり

光合成細菌培養液・・・植物の種類ごとに専用のものを培養するのが理想
・大豆の煮汁納豆液・・・大豆の煮汁に納豆を数粒入れたもの
・わかめペースト・・・もどしたワカメをミキサーで撹拌したもの
・天恵緑汁・・・新芽の黒砂糖漬け発酵液
・魚のアミノ酸・・・魚のアラの黒砂糖漬け発酵液
・カニガラのEM菌漬け・・・EM菌に含まれる放線菌の繁殖を目論んだが非常にクサイ
         (光合成細菌液と混ぜて使うと使用後のニオイは気にならない)



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