発酵肥料に戻ってみる (11月25日)

11月13日に書いたように
『のらのら』を読んでいたら、また発酵肥料が作ってみたくなった

雑誌取材時は夏だったので
今のやり方で秋バラも咲くようになったと昨年までの事を記事には載せたものの
今年の秋バラは絶不調でほとんど咲いていない・・・
微生物のエサとなる緑肥(有機物)を土に入れ続ける『炭素循環農法』を試みて3年
現実には有機物は十分確保できず、土壌微生物も思うようには増えてくれないため
このままでは養分不足なのは明らかだ
だからこそ、夏からは市販の化成液肥も使いながら不足分を補おうとしたけれど
これがかえってアダになったのか
秋には虫がたくさんつき、新芽をことごとく食べてしまった
その上それまできれいだった葉も黒点病やべト病でボロボロ落ちる始末、、
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土壌微生物が豊かなところへ化成肥料を投入すれば
無機態チッソも有機態チッソに転換してくれるんじゃないかと
そんな都合の良い野望もついえた今
やはり発酵肥料を作るところに戻ってみるのが得策かなと思えてきたわけだ

これまでの失敗を考えれば
良質なアミノ酸肥料ができる自信はないけれど
今のままよりは養分は確実に提供することができる
また、化成肥料を酵母菌液に漬けてボカスやり方も続けてきたが
これは効きすぎてかえって問題も生じるので
発酵肥料を作る途中に化成肥料を投入することにしようと思う

というわけで、今日は久しぶりに発酵肥料を仕込んでみた
完成まで3カ月かかるとして
ちょうどバラの芽だしの頃に間に合う予定だ

容器の底に乾燥した油粕を敷き
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第T混合物(米ぬか・米こうじ・落ち葉+水)をこんもりと盛る
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その上に第U混合物(油粕・魚カス・バットグアノ・わかめ+水)を盛って
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灰をかけ
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ワラでおおって、温度が上がるのを待つ
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それにしても、この作業は「年が明けてから」という予定だったのに
考え始めたらいてもたってもいられなくなって
やっぱりわたしは肥料作りが好きなんだなあと思う^^



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