本物の光合成細菌を培養しよう (3月12日)

2013年11月13日の記事
わたしが2年前から作ってきた「光合成細菌培養液」について
それが本物ではない可能性が高いことを記したが
唯一残った疑問点「発酵液が赤くなる」ことについて
先日コメントを頂いたので
ここに転載させてもらうことにした


   文中にて光合成微生物がいるのかどうか〜とおっしゃっておられましたよね。
   私は、紅色になるからと言って光合成微生物がいるとは必ずしもいえない、と思います。
   今回の発酵液の場合、
   発酵液の色は植物によって異なり赤色から褐色になる
   時間の経過により発色し、そして退色する
   との部分からです。
   そこから思うには、例えば紅茶のような酸化反応が進行しているのではないかと思います。
   まず、植物に含まれるタンニンが植物の酸化酵素
   (この場合は微生物由来の酵素によるかもしれませんが)により酸化されて、発色します。
   そして、赤色になるための材料であるタンニンは植物に含まれていた分しかありません。
   分解されれば当然なくなります。
   なので、色が消えるというのにも合致していると思います。



このコメントを下さった方のおかげで
やっと自家製光合成細菌培養液が、やはり「モドキ」であったと確信が強まったので
今度は「本物の光合成細菌」を購入して培養を試みることにした

市販の「光合成細菌」については
以前は非常に高価でとても手が出せない印象があったが
今は価格も下がり、素人でも培養して増やせるように
光合成細菌のエサとなる資材も一緒に売っている

今回購入したのは以下の写真に写っているものと
シー・プロテインという魚のアミノ酸
他の資材は少量で売られているのだけど
シー・プロテインだけは20キロ入りなのでかなり多い
でもアミノ酸液肥として単体で使えるからいいかな・・と
光合成細菌培養セット

あと、数ある市販の光合成細菌のうち「M.P.B」を選んだ理由は
情報によれば一番信用がありそうだったから

何しろ「光合成細菌」と言いながら
実際にはほとんど菌がいないものもあるらしく
この辺は値段よりも信用重視で選んだほうが良いと思った

というわけで、早速培養にとりかかろう〜

<材料(2リットル分)>
・M.P.B(光合成細菌液) 40cc
・海藻エキス 10グラム
・シー・プロテイン(魚のアミノ酸) 200ミリリットル
・含水結晶ぶどう糖 20グラム
・40度のお湯 1.8リットル

材料を混合しペットボトルの口まで入れ、電気毛布を使って40度を保つ
光合成菌2014306-2 光合成菌2014306-1

2日後には片方が茶色くなったが(左)更に3日たってもほぼ変化なし(右)
光合成菌2014308-1 光合成菌2014311-1

そして、6日目の今日は
茶色い方の液に透明感と赤味が出てきた
もう一方も少し色が変わってきている感じがする
光合成菌2014312

今の時期はまだ加温が必要で、培養にも時間がかかりそうだけど
しばらく様子を見てみよう



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