無施肥のバラその後 (5月18日)

11日の日記に書いたところの
”8月の植替えから現在に至るまでまったく無施肥の3つの株”のその後について

結論から書くと
どのバラも途中までは美しく元気に咲いたが
半ばからはついにスタミナ切れしたのだろう
花自体がしぼんだり、蕾が黄色くなったりと急に元気がなくなった
だが、一番心配したベト病についてはほとんど皆無に近い状態だった

カーディナル・ド・リシュリューは最もベト病のひどいバラだが
ついにここまで一枚の葉っぱにも症状は出ていない

 

チャイナの紫燕飛舞は数枚の葉に茶色のシミができた
その姿もお疲れ〜といった感じ

 

ラプソディ・イン・ブルーは途中で花の咲き具合が悪くなってきたので
早めに切り戻したところ
株元から出てきた2本のシュートが伸びて、バランスの取れた株姿になった



花壇で無施肥で過ごしてきたバレリーナは
花つき自体は特に影響はなかった上
花枝があまり長く伸びず、コンパクトにおさまってちょうどよかった



しかし、同じ花壇でもイングリッシュローズのヘリテージは無施肥ではほとんど芽が動かなかった
こちらは鉢植えのヘリテージ
やはり芽が動かなかったので急に肥料を施してから3週間あまりでここまで芽が伸びた



その一週間後



今回こうして”肥料が効いている”という様子をじっくり観察しながら
やはりバラにとって蕾をつける、花を咲かせるということは相当の体力を消耗するもので
秋以降無施肥のバラには
芽出しの頃(3月)に適量の肥料を施すことは必須であると
当たり前といえば当たり前の結果が出たわけだが
わたしにとって最大の関心事は
花を最後まで咲かせるのにちょうどいい量の肥料を与えていれば
病気も出にくいのではないか?ということだ
それと、今年は病気だけでなく虫の被害もかなり少ないように思う
これも施肥が関係しているとすれば
もう少しこの辺のところを追求してみたい

本などでも施肥が多すぎると根やけがおきたり、病気になりやすくなるとは書いてあるものの
じゃあ具体的にどのくらい肥料を与えればいいのかは
市販の配合肥料の分量に頼るのが一番身近だ

このたび上記のヘリテージのように
市販の配合肥料(NPKMg=10:13:6:1)を7号鉢で20グラムほど与えたものがこれからどのような花を咲かせ
どこまで体力を持続できるのかを観察して結果を見てから
次はこれを安価な単品肥料を自分で配合する方向にもっていきたいと思う

肥料の計算については以前も随分試行錯誤してきたのだが
結果的にはどうも上手くいっていない
バラが病気になりにくいぎりぎりの線を探るべく(仮にそういうものがあればだが)
これを今年の課題としてぼつぼつやってみよう


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