バラにつくカビ その1 (7月15日)

6月は多くの鉢バラの鉢増し作業を行ったが
その後は特にお世話というほどのこともせず
とりあえず気ままに発酵肥料の液肥や、EM菌の米のとぎ汁発酵液肥などを薄めて土にまいてきた

一昨日、あまりに雨の日が続くので
こういう状態だと土壌腐敗菌も繁殖しやすいだろうなあと思い
台風の前にEM菌の米のとぎ汁発酵液肥だけでもまくことにして次々潅水していたら
ひとつの鉢バラがとんでもない状態になっていることに気付いた

以前から随分弱っているとは思っていたが
今回植え替えもしていないし、そのまま放置していた「薄墨」の基部を
白っぽいカビの菌糸らしきものが膜のようになってすっぽりとおおっている
そこから伸びた枝には灰色のぶつぶつカビがつき
今まで見たことのないこの気持ち悪い光景におののいたわたしは
思わず持っていたEM菌をふりかけてその場を立ち去った(汗)

翌日、雨の降る中、あの気持ち悪いカビはどうなっただろうと見に行くと
しっかりEM菌液肥がかかった基部のカビはすっかりなくなっていて
あまり液肥がかからなかったところにはぶつぶつのカビが残っている
でも、色は灰色から白っぽく変わっていた
そして今朝
基部は何事もなかったかのように以前のままで
枝のカビはすっかり白くなって残っていた
う〜ん、EM菌、かなり効果ありなのか?!


 

化学農薬を使わない安全な野菜のニーズが高まるに連れて
微生物資材を用いる農法は広まり
資材そのものの種類もどんどん増え続けているが
中でもEM菌ほど、一部地域では自治体をあげて推奨されつつも
別のところではまるでインチキ扱いされているものもないだろう
特にある宗教がバックに控えていることもEM菌が怪しいオカルト扱いされる大きな要因らしいが
化学農薬や化成肥料に頼らない自然を利用した農業を目指す場合
人によって取り組み方は色々あれど
最終的にみなたどり着く部分は植物に対する心や愛情の問題だったりするわけで
中には野菜に音楽を聞かせる栽培方法もあるし、毎日声かけする人もいて
いかに心をかけるかが共通のキーワードになっているようだ
いやもうこれはほとんどみんな宗教の世界
その効果は科学ではっきり解明できないところも面白い

そんな賛否両論のEM菌だけど
わたしも自治体が配布してくれなかったら買ってまでは使わないだろう(高いし)
でも、実際に使ってみてある程度の効果は実感しているので
”本当に光合成菌なんて入ってるの?”などといった疑惑はこの際度外視して
結果をみながら、土壌消毒目的で使っていこうと考えている



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