バラの夏剪定を前に (8月29日)

バラをはじめた頃
本で「夏剪定」というものがあることを知り
とりあえずバサバサと切った
”バラは切られることで芽を出す”
そのセリフと、バラの生命力を信じつつ・・

ところが
夏の間にすっかり葉っぱが少なくなっていた株は
わずかな栄養製造所までも切り取られたことで更に弱り
ダメージの大きなものはその後枯れてしまうことになる

葉っぱがほとんどない場合には、枝だけでも光合成はできる
だからせめて枝だけでも長く残しておいたほうがいいと知ったのは
ずっと後になってからのことだった

そして、今年も夏剪定の季節がやってきた
今年の栽培方針としては
初めからずっと”なるべく切り詰めない”ことを念頭に置き
一枚でもたくさんの葉っぱを残して光合成をさせる方向でやってきた
この夏はあまりにも暑かったせいか
黒点病や虫の被害は比較的少なかったようで
現時点でHTなど木バラの類は割と葉っぱがたくさんあるものが多い
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せっかく茂っている枝葉を切るのは
今のわたしには非常に惜しいと感じるけれど
内側に伸びて込み合っている枝は間引かなくてはならないんだろうなあ・・
でも、どの枝から良い花が咲くかなんてわからないから
枯れた枝や細い枝は切り取っても
あとは全部伸ばしてみるか〜なんてことも考える

どの枝を切るかはその時考えるとして
今決めていることは
・どの枝にもハサミを入れる
・5枚葉の上で切る
といったセオリー通りのことくらい

それと、剪定の日は9月10日を予定している
秋バラの開花は剪定後50日前後が目安になるというので
これなら気温の下がった10月末に花が咲くという目論見だ

一方、夏の間も生長を続けていたバラはともかく
まるで休眠期のようにダンマリを決め込んでいるこのブルームーンなどは
枝を折り曲げて下の芽を動かす”折り曲げ剪定”にする
bluemoon829-1.jpg bluemoon829-2.jpg

現在葉っぱが少なく
枝がしなやかで折り曲げやすいジュリアも折り曲げ剪定候補株
julia829.jpg

また、悲しいかなハダニ被害などで生育不良気味のアンブリッジローズは
新芽が動きつつあるのでこのまま様子を見る
ambridge829.jpg

ERなどのシュラブローズは剪定はなしで自然に伸ばす
ちなみに咲かせるかどうか迷っていたフェリシアは
すでに花びらも見えてきてもう手遅れだからこのまま咲かせようっと(確信犯?!^^;)
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そうそう、あと問題なのはこのディスタントドラムスだ
distant829.jpg

葉っぱはいっぱいあるのだが、先の方しかついていないので
剪定すれば枝だけになってしまう
かといって、こんな堅い枝は曲げるとポッキリ折れてしまいそうだ
この前から盛んに蕾をつけるので摘み取っているけれど
出てくる新芽の先にまたすぐ蕾がつくので
もっと下から切り戻さなくてはならないんだろうなあ・・

というわけで、一部問題の株はあるものの
剪定の方針はだいたい固まってきた

なお、施肥については
7月のはじめに2ヶ月有効のバラ用肥料を置き肥しており
あとは週一回のペースで
化成液肥や、発酵肥料&EM菌液肥を潅水してきた
今後も液肥は同じペースで続けるとして
固形肥料については剪定後どうするかまだ決めかねている



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