無農薬無肥料栽培への道13〜冬の間にできること (1月20日)

外が雪景色の間
図書館への返却期日の迫った『現代農業』を何度も読み返しながら
たちまち今できることは何かを考えた

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本来は、春までの養分を貯めるべく
秋のうちに多めに緑肥作物をすきこんでおく(マルチも)とのことだが
緑肥栽培を始めたのが9月だから
土に入れることができたのは、鉢バラと、庭のバラの周りだけ、、
放置されてやせ土になっている庭の奥までは入れるものがないし
かといってそこに今種を蒔いても芽が出そうにもない・・
でも、この冬の間に土壌改良したいけれど何かないかなあ?と考えていたら
ああ、あったあった!
まだ枯れずに残っていたレモングラスを刈り取って短く切り
やせ土に米ぬか少々と一緒に埋めていく

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その後、花麦の苗を植えて
EM菌発酵液を薄めてかけておいた

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そして、もうひとつの作業は雑草の移植
庭からハコベを掘ってきてバラの側に植えていく

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ハコベの根は細くて長くて
掘りあげると土をたっぷりかかえている
ここにいる根圏微生物が土を肥沃にしてくれることを期待しつつ
ほぼ全部のバラの側にハコベを植えてみた

それはそうと
3年前から、無人精米機に米ぬかをもらいに行っても
米ぬか倉庫の中がほとんど空っぽという状態が続いている
わたしはちょっとまく程度だから
倉庫の隅っこに残ったものをかき集めただけで十分だけど
以前のように肥料を作るのだったらとても足りない
家庭菜園がブームとなり
無農薬で育てる安心安全な野菜を望むところから
米ぬかを使って肥料を作る人も随分増えたのだろうか
また、固定種(在来種)の野菜の種を販売している所も
テレビで紹介されて以来、欲しい種が品切れして手に入りにくくなった

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こうして
自然の中に安心感を求める風潮はこれからも続いていくだろうが
米ぬかにしても固定種の種にしても
それを使えばすべての問題が解決するのではなく
どれもみな「使い方」が重要で
そのために自然のしくみを正しく認識することが必須なのだと
今回も色々勉強しながら教えられている

同じ本でも、昔読んだ時の理解と、今わかることは全然違っていて
実際に経験(失敗)を重ねているからこそ
「ああそういうことなのか」と後になってわかることが多い
立春まであと2週間
もうちょっと本を読んで春に備えたいと思う




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